今回は JMS 腹膜透析機器のレンタル(国内)についてまとめてみました!
レンタルから返却まで
外泊を検討している方ぜひ参考にされてください★
レンタルするメリット
荷物の負担の軽減
腹膜透析の機器は通常、大きく重いです。ただでさえ荷物の多い障害児旅行。
旅行中に機器を持ち運ぶことは大変な作業となり、航空旅行も、車での旅行も制限のある荷物スペースに収めるのが難しいことがあります。
したがって、レンタルオプションを利用することで、負担を軽減できます。
帰宅後に継続的な治療が出来て安心
腹膜透析機器は精密機械なので丁寧な取り扱いが必要になります。
旅行先で何らかの衝撃が加わってしまった等で故障やトラブルがあると、旅行中もそうですが、帰宅後の治療に影響を及ぼす可能性があります。
旅行後は楽しいとはいえ、疲れがでるもの。
そのような中、
帰宅して脳のリソースを使わず
スムーズな治療ができて
安心していつものお布団で眠れる、、、
というのは一言で言って最高
レンタルすることで、
旅行をより楽しむ時間を増やすことができて、
帰宅後も疲れた体をゆっくりと確実に休めることができると思います。
気になる費用は?
昔はレンタルが無料だったそうです。くぅー。
ですが、聞いた話では他の会社さんに比べると安いそうです。
我が家はだいたいAPD装置のみでした。透析液は少ないので持参する&畳の部屋という条件です。
台車は貸し出し無料、配送料が加算無しでした。
宿泊先がベッド、透析液が複数ある場合は台車があるとありがたいですね!
ちなみに、透析液・回路の配送料も加算無しでした。
関東県内でも、沖縄でも同じ配送料です。
そう考えると決して高い金額ではないのでは!?と思っています。
いつ申請する?
JMS担当者からは遅くても1〜2週間前には連絡をくださいとありました。
腹膜透析液や回路も一緒に配送してもらう場合、処方の関係もあるので受診日と照らし合わせて早めに担当医師、JMS担当者に連絡するのがよいかと思います。
旅行は準備が肝心、直近だと自分たちの荷物のパッキングなどで忙しくなるので、色んなトラブルに対応できるように我が家は1カ月前あたりから手続きを進めるようにしています。
JMSの書類に書いてある流れ
これを参考に連絡をとってみましょう!
ステップ1 担当者に連絡する
JMS担当者に連絡をとり、下記を伝えます。
- 機械本体(APD装置)の有無
- 接合装置の有無
- 加温器の有無
- 台車の有無
- 透析液回路・透析液 持参するかどうか
- 宿泊先情報(宿泊日時、宿泊先住所、予約代表者氏名)
そうすると 上記を記載した「腹膜透析関連機械貸出申込書(PDF)」をメールで送ってくれました。
ステップ2 「腹膜透析関連機械貸出申込書(PDF)」 を確認
メールのやりとりで「腹膜透析関連機械貸出申込書(PDF)」に間違いがないかどうか確認をします。
画像は実際に本体のAPD装置だけを4日間借りた申込書になります。
間違いがなければ担当者に連絡をします。
ステップ3 「振込依頼書」が郵送で届くので、期日まで振込する
実際の「振込依頼書」はこちら。郵送で届きます。
振込完了すれば、書類の手続き完了です。
ステップ4 担当者と 治療メニュー の確認連絡
入金が確認できた旨担当者から連絡がありました。
治療メニューの確認をして、配送してくれる機械を設定してくれます。
療法
注液量
サイクル数
貯留時間
排液時間
自分の療法が不明確でも、、JMS担当者が医師と連絡をとってくれたり丁寧に対応してくれます。
レスポンスも早く、本当ありがたいです。
ステップ5 宿泊施設にて受け取り
実際に届いた状況をみてみましょう。
大きいです。
大きいので運搬は台車必須です。
段ボールは使いまわしている感じがありますが、中身はしっかりときれいに梱包されています。
右が台車、左が機会本体です。
自分で機会を梱包するとなると、そもそもこんなにも大きい段ボールは持ち合わせていないし、緩衝材も用意するのは難しい(汗)
紐で括られている時もありました。
透析液の配送を依頼した時は
もっと段ボールが増えます。
事前に、宿泊先には腹膜透析が必要な者がいる旨を伝えています。
宿泊先には「事前に医療器具等が届くので、部屋に運んでもらえますか?」と伝えておくと良いかと思います。
めにぃ家の経験では、断る宿泊先は一度もありませんでした(^^)
ステップ6 中身の確認
中身はこのような感じです。
しっかりと保護されています。
ポーチの中には
シェルカバー、緊急用のクリップ、延長コード、排液確認ボード、着払い伝票(印字済み)、受領書、返却確認書 点検整備チェックシート
全て揃えてくれています。
梱包に必要なガムテープも本体機器の段ボールに入っているので持ってくる必要はありません
機械本体の設定も完了しているので、機材を配置して、いつものようにプライミングすればOK。
マスク、血圧計、スケール(計量器)等は無いので持参してくださいね。
ステップ7 返却
レンタルしたものを確認しながら箱にパッキングします。
力持ちのめにぃママは一人でやっていますが、大人2人いると楽です。
受領書等にサインをします。返信するものもあるので、書類をよく読んでください。
配送は、配送伝票があるのでそれを使います。
そして、宿泊先に配送を依頼します。
我が家はいつも部屋に置いたままにして、チェックアウトしています(宿泊先に確認をして)。
以上!!
余談ですが、
ゴミが沢山でるので、45リットルのゴミ袋を持参したり(気になる方は新聞紙で包むと外から見えない)、段ボールは畳んでコンパクトにまとめています。
最後に
以上、我が家がレンタルするときの流れでした。
多少前後する部分はあると思いますので、担当者と連絡をとってみてくださいね。
上記のメリットを踏まえて、我が家は宿泊時はレンタル制度を用いています。
金銭的な負担はありますが、手続きも簡単ですし、何より旅行が身軽でとても快適に過ごせています。
他にも、旅行中は夜間の腹膜透析(CAPD)ではなく、マニュアル等透析スタイルを変更する方法もとれます。
透析液の交換時間帯以外は自由に行動できるため、旅行を楽しむことが可能です。
その際は主治医にスケジュールを組んでもらうと良いかと思います。
医師(めにぃパパですが)は患者の生活の質の向上を応援しています!!!
旅行は生活の質を高めると思っています!
透析液と必要な機材があれが宿泊先でも治療が可能!
自由度の高い腹膜透析ライフ楽しんでいきましょう!
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